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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2018年2月27日

撮影のスケジュールの考え方

撮影の香盤表

お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。

今日は、映像は紹介しません。
制作部マニュアルです。ちょこっと語らせてください。

皆さんは、映像作りたいなぁ。。。と思ったことはありますか?
多分、どの業種でも当日のスケジュールや、ご納品までのスケジュールを組むと思うんですが、
今日はそのスケジュールについてのお話をしようと思います。

特に、物語のある映像を作る場合においては、
どの順番で、どんな映像を撮り、何時にその日の撮影を終えるか。
これを事前に考えておくことが重要になります。

それらを記したスケジュール表を、“香盤表”と呼びます。

例えば自主映画等の物語ある映像を作りたいと思ったら、
この香盤表を完璧に作ることをお勧めします。

なので、ここでは香盤表の作り方をお教えしたいと思います。
これは、脚本や構成表など、映像の設計図的なものがあることを前提とします。

まず、やらなきゃいけないことがあります。
脚本の中の時系列を整理します。
物語が始まって一日目、二日目、三日目…
これをやることで、どのシーンにどの衣装を用意しなければならないかが明確になってきます。
一日目と三日目が同じ衣装っていうのは、そういう演出でもないかぎりオカシイですよね。

次に、Day or Nightを整理します。
撮影の時、一番時間のかかる技術のセッティングは、照明です。
なぜDay Nightを整理するか。これはDayはDayで撮り切って、そのあとにNightを撮り切る為です。
無駄な照明の切り替えを行わないように、ここは徹底しなければなりません。

その次に、シーンの繋がり、日の位置、物語の流れ、出演を考慮しながら、
最も効率的な撮順をリスト化します。
その上で、セッティングを含め、どのシーンにどれだけの時間がかかるかを考えます。
Day & Night含め、一日で撮り終えるのが可能か不可能かの判断が、この時点でできます。
(殆どの場合、多分一日じゃ無理でしょう…)

そうして、1日目にはこのシーン、2日目にはこのシーンという風に、
ある程度何日かに分けたリストが出来上がっていきます。
あとはこれを、縦横軸の表にしていくだけです。
最終的には縦に時間、横に出演者を入れて、
何時に撮るどのシーンに、誰が出演するのかが一目瞭然でわかります。

最終的に完成したその表が、香盤表です。

さて、それでは撮影頑張りましょう。

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この記事を書いた人

安部 諒

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