お問い合わせ

映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2018年8月8日

動かないマスクを利用して空間に現れる文字を作ろう!

AfterEffectsで動かないマスクの作成

さて、本日は動かないマスクの作り方です。
trackmat_animation
例えばこんなアニメーションを作りたくなった時、
テキストレイヤーにマスクを作ってから位置で動かそうとすると、
マスクも一緒に動いてしまいますよね。

こういう時、動かないマスクが欲しくなります。
これ、マスクを別レイヤーにすることで作ることが可能です。
別レイヤーをマスクとして扱うことを、「トラックマット」と言います。

まず、平面レイヤーを作成。
文字を表示したい範囲のマスクを平面レイヤーに作成します。
trackmat_tutorial_01
これで、文字を表示したい範囲にだけ平面レイヤーが作成されたことになります。
ここで注意ですが、平面レイヤーは表示したいテキストレイヤーの1つ上、真上になければいけないということです。

この状態で、テキストレイヤーのトラックマット→アルファマット(レイヤー名)を選択。
すると平面レイヤーだったところが消えて、テキストレイヤーのマスクとして扱えるようになります。

これで、テキストレイヤーを動かしてもマスクが動かない状態になります。
逆にマスクを動かして文字を動かさない場合もこれなら簡単に作成できますね。

アフターエフェクトのトラックマットスイッチは4種類あって、
・アルファマット
・アルファマット反転
・ルミナンスキー
・ルミナンスキー反転

があります。

順方向と反転は「あ、逆ってことね」と簡単に理解ができると思います。
では、アルファマットとルミナンスキーの違いですが、
アルファマットは、図の透明度を基準に切り取る
ルミナンスキーは、図の輝度を基準に切り取る

と考えると分かりやすいです。

使い分けとしては、今回平面をマスクで切って透明とそうでないところがハッキリしている場合はアルファマットを、
例えばインクがポタっと落ちたスプラッシュというフッテージや、煙で抜きたい時など、
透明度が所々でばらばらなもので抜きたい時にはルミナンスキーを使います。

いかがでしたでしょうか。トラックマットはアフターエフェクトの特長に一つなので、
ぜひ使ってみてください!

以上、ディレクターの前澤でした。

  • Xでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る

この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

よく読まれている関連記事

顔写真 ご相談無料
お気軽にお問い合わせください。
TEL : 03-6225-0652
TOPへ戻るボタン