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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2019年6月7日

【AE】挿し込む光を表現【チュートリアル】

CG合成写真

さて、本日は森の木陰、海の中等で見られるような挿し込む光を表現したいと思います。

この挿し込む光、薄明光線、光芒、天使のはしご等いろいろな名前があるのですが、アフターエフェクトで比較的簡単に作ることができます。

では早速作っていきましょう。

まずはベースの写真を用意します。今回は葉の隙間から差し込む光をイメージして森の画像を選んでみました。

その上に黒の平面を作ります。

エフェクト→ノイズ&ブラー→フラクタルノイズ

種類は特に変える必要がありません。「基本」「ソフトリニア」でOK。

ae_shine_02

パラメーターの数値は後からもう少しいじりますが、イメージを優先して次のステップに行きます。

同じ平面レイヤーにBlur&shapen→CC Radical Buler

種類はFading zoomにします。

amountを70~90くらいに変更。

centerを太陽が差し込んでいる方向に変更します。

ae_shine_03

この状態で平面レイヤーの種類を加算に変更します。

ae_shine_04

この状態だと光感が薄れてしまうので、もう少し隙間を空けるために、

フラクタルノイズのコントラストを上昇、明るさを減少させます。

ae_shine_05

これでほぼほぼ完成です。

あとはレイヤー自体の透明度、合わせて先程の明るさ&コントラストを調節して好みの感じに持っていきます。

ae_shine_06

これで静止画は完成なのですが、動画の場合はどうでしょう。

この光がふわふわと消えたり出たりして欲しいものです。

そこで、フラクタルノイズの「展開」にエクスプレッション。

time*50

と入力。これでふわふわと動いていうような感じになってくれました。

このエクスプレッションは回転制御のエクスプレッションで、+方向に数値が上がるほど回転が速く、-方向だと回転が逆になります。

より変化の激しい光にしたい場合、特に水の中に差し込む光を表現するときは、time*70~150に。

逆に空から差し込む光のように変化を緩くしたい場合は、time*5~10に設定します。

使いどころは多くはないのですが、なかなかいい効果を出してくれるエフェクトなので、ぜひ使ってみてください!

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この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

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