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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2020年10月7日

8K60pを実現したカメラがASTROから発売!

8Kを実現するカムコーダー

ASTROから、8Kカメラか発売されました。
その名も、『AA-4814-B

カメラとレコーダーが一体化された、いわゆる『カムコーダー』と言われるもので、今回はその紹介をしようと思います!

なんとこのカメラ、8Kで60pの収録ができちゃいます。すごくね!?
まだまだ4Kも普及しきってないのに、8Kの60pが収録できるって、制作側から見ると、相当凄いです。

4Kとか8Kとかっていう観点で比較すると、

  • 2017年発表 SONY VENICEは4K 30p
  • 2019年発売 同・ PXW-FX9は4K 120p
  • 2020年発売 CANON C300 Mk3は4K 120p

がそれぞれ限界っぽいですね。国産で言えばそんな感じです。

ちなみに、世界的デジタルシネマカメラのハイブランド・Red Digital Cinema Camera Companyの、『DSMC2 MONSTRO 8K VV』は、8K 60pです。

まぁ、REDもSONYもCANONも、それぞれに素晴らしい特徴があって、優劣などは付け難いものではあるんですが、少なくとも解像度:フレームレートという角度から見ると、現段階では国内外においても最高レベルでは!?と言えると思います。

そして、我々EDIUSユーザーから見て、これは!!!
と思ったところが、記録に係るビデオコーデックに

  • Grass Valley HQXを採用している

ということ。これの特徴といえば、他のコーデックに比べ、動作が軽い。とか言われています。

通常の映像制作においては、4Kとか、60p等という容量の大きい素材の映像を編集する際、PCに取り込んで進めていきます。この時に、例えばPCのスペックが低いと、素材の容量が大きすぎるために、満足に再生できなかったりして編集に支障をきたす場合があります。
その場合に、各社が作り上げてきたのが中間コーデックというもので、映像素材を高解像度で品質を保ちながら編集に臨めるようにしたものになります。
Grass Valley HQXも、その一つです。

他にも、AppleのProResとか、Go ProのCineFormとか、様々あります。

技術の発展によって最近ではあまり聞かれませんが、

一般的に中間コーデックへの変換はマスター画質からの劣化が想像され、クオリティに重きを置く現場では敬遠されがちですが、Grass Valley HQX Codecは劣化を最小限にとどめ、マスター画質の美しい品質を保つことができます。

Grass Valley / EDIUS World / Grass Valley HQX Codecについて より引用


と、Grass Valleyさんは言っています。

で、このカメラにこれを搭載することによって、どう違ってくるのか!
これは、編集の効率化が向上したと思われます。
製品HPにも

8K映像制作のワークフローを改善。素材転送や編集機への負荷を大幅に削減することで、8K映像制作のスピードアップに貢献

アストロデザイン株式会社 / AA-4814-B製品ページ / 特徴 より引用

と書いていますが、そもそもGrass Valleyは映像制作における効率化推進の名手です。
EDIUSも、編集ソフトにおいてはトップレベルのスピードの速さを誇っています。

記載の通りですが、HQXを起用することによって、PC等への負担を軽減し、編集速度とか、その後のフロー全体を効率化できる。ということだと思います。

いやぁ、使ってみたいなぁ。

久々に語りすぎました。

以上、皆さんご存知、あの安部でございました。

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この記事を書いた人

安部 諒

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