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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021年4月19日

動画制作はセンスなのか?

センスとは

動画制作はセンス?

動画制作の仕事は「センス」の一言で片づけられるケースが多い。果たして本当にそうなのでしょうか?
これはどの制作会社でも永遠の課題だと思います。最近、弊社ではセンス(才能)の一言で片づけず、センスを可視化することに注力しています。
●TELOPであれば文字間、行間をそれぞれのFONTに合わせて、〇〇px空けよう。
●TELOPに黒を使うときは少しグレーに振る。
●色使いは、デフォルトのカラーを使わない。
●画像配置はブランクスペースを大きくとる。
●アニメーションの動きはイーズでスピードの変化を付ける。

→このような項目がおそらく100以上ある。
そして、こういった項目を3ヵ月で徹底的に伝えることに注力しています。
根本的に「センス」の一言で片づけていては、属人的な制作会社となり、制作会社自体にクライアントが付くことはないと思います。

一人ひとりのクリエイターがきちんとブランドを持ちつつ、更にその集合体が一つの組織を形成し、組織ブランドがきちんとある形。
これが、理想のクリエイティブ・プロダクションなのだと思います。
だから、私は真剣にこのテーマに今、向き合っています。
それは、未経験のクリエイターにもいっぱいチャンスを与えることができるからです。

そもそも、クリエイティブ系の会社は経験者採用がほとんどで、ポートフォリオ等の提出で採用を判断されるケースが多いわけです。

アートのセンスは10代で決まる?

確かに、そう言われています。子供の頃から、クリエイティブが好きで、ひたすら追いかけてきた人達に並ぶ、もしくは勝つのは、大変です。そして、そのような人々は努力ではなく、楽しく学び続けます。
好きなことだから、時間もお金も投資し続けます。ハイスペックなPCを買ったり、ADOBE製品を買ったり、カメラを買ったり…。
「こうしたい」「ああしたい」…だからこれが必要だ。だからこれが欲しい。
この感情の主体性から生まれる学び(遊び)・行動は人を成長へと加速させます。
センスを定義するならば、「学ぶことが楽しい」という感情。
学ぶ楽しさがあるかないか、これがセンス
なんだと思います。

センスがないと悩んでいる人は、大体、学び不足です。
もしくは、そもそも、勉強(インプット)自体をしていません。
「センスがある人」とは、「学ぶことを楽しんでいる人」。
センスが掛け算でその人の経験値となり、圧倒的なインプット量によって、引き出しが大量に形成され、アウトプットもメチャクチャ増える。つまり、優秀なクリエイターとなるのです。

センス(才能)の一言で片づけない。
センスは確かな「学び」と「楽しさ」、「圧倒的主体的行動」の連鎖で最大化する。
それを知っていれば、自分次第でいくらでもセンスを身につけることは可能だと思います。
そこに気付けること自体がもしかしたら、センスなのかもしれません。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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