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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021年3月1日

YouTube再始動②【動画制作の豆知識】

YouTube②トップバナー

「動画制作は今、誰でもできるのか?」

先日、動画ディレクター高瀬のYouTubeチャンネル開設を公表しました。
第1回目としてのテーマは、「動画制作を始めたい人へのメッセージ」

前回のおさらい

①ファイル、フォルダ整理の重要性
②オフライン編集、オンライン編集といった各工程が全て最終的に繋がる意識を持つ。
③基礎工程をはぶく奴は結局泣く。

みたいなことをテーマにいたしました。

▶前回の記事はこちら

まずは、上記の動画メッセージの通り、

動画制作は、今、誰でもできる時代」

●iPhone等のスマートデバイスでも気軽に高品質な動画が撮影できる。
●編集ソフトの多くが、サブスクリプション、もしくは、廉価で購入可能。
※昔は編集ソフトも全て10万円オーバー。(涙)
ADOBE CCも全部揃えたら、数十万円という導入コストが必要だった。
●プロ用の定番であるカラコレソフト「ダヴィンチ・リゾルブ」ですら、スタジオ版でなければ、無料でダウンロードし、使用できる時代。
●YouTubeで、いくらでも有益なTIPSが公開されている。
●オンラインサロンなどで、動画制作を実践的に学ぶこともできる。

「動画制作をやってみたいと思う人には最大のチャンス。」

そして、動画制作会社はこのピンチをどうチャンスに変え、いかに差別化し、付加価値を世の中に提供できるかが、勝負なのです。

動画制作の基礎を少しだけ紹介

今回は基礎的な技術の話を3点にしぼり、少しお話します。
プロとしてやっていきたい人のためのヒントを今後も少しクリップしたいと思います。

①撮影時の顔のポジション

インタビュー等の場合、顔のポジションは非常に重要です。
基本は対象者の目の高さとカメラのレンズの高さを揃えます。

カメラの位置画像


下からのあおり、上からの俯瞰は意図を持つことが重要。

●被写体が目線が低い方であれば、少し下からカメラをあおる。
手元が緊張している様子であればこちらも少し下からカメラを入れ、手をきる等、構図をセットします。

●対象者頭上の奥の壁等に見せたくないものが写っていたり、手元がしっかりしており、話者の手のアクションをしっかりとらえたかったら、ちょっと上から俯瞰で行くイメージでも良いかと思います。

※最上部から行くことをバードビューなんて言い方しますが、特殊な演出がない場合、やめておいた方が正解。

▼画面構図としては、特に意図がない場合はセンターより、顔全体が上段に来る方がGOOD。

フェイスポジション画像


▼アゴ下をしっかり開けることで、TELOP挿入も綺麗にまとまります。

フェイスポジション実写画像

▼アップショットはむしろ、前髪を少し切る位まで攻め込んだ方が、パワーのある雰囲気がでます。

高瀬画像②

▼この動画はちょっと攻め込みすぎで、前髪がない人に見えてしまう。私はハゲてません(涙)

高瀬画像②

②TITLEとTELOPポジションについて

セーフティエリア画像

文字挿入は画面のセーフエリアに収まるようにします。
90%アクションセーフ、80%タイトルセーフなんて言い方をします。簡単にお伝えすると、TV画面上で確実に映像が表示される範囲のことで、TVをベースにした考え方。

TVの種類、メーカーによって、表示される範囲が異なり、上下左右が少し切り取られて表示されるわけです。現在は90%に入っていれば、問題ないと言われていますが、このルールができていないと素人かな…と思われてしまうと思います。

●YouTube等をベースにした場合、TVと異なり、表示範囲は100%表示となります。あまりセーフエリアを意識していない人も多いかと思いますが、やはり適度にスペースがあった方が見やすいのは間違いないので、範囲内に収めましょう。

③はじめりと終わりに少しクッションを。

動画のスタートポイントとエンドポイントに少し間を入れる。
弊社ではセオリーと言われる15フレ(1秒30フレの場合:1/2秒)をベースにできる限り入れるようにしています。音楽の無音地帯であったり、話者が0フレで急にしゃべりださないよう調整する作業です。

15フレームを開けた画像


このちょっとの間が、WEB動画であっても、DVDであっても重要です。
ローディングタイム…つまり動画データを読込する時間が多少あるため、この間がないと、せわしい動画になってしまいます。

編集は強調したいところの前後で、少し間を持たせるであったり、だらついているときは少しカットを急にしたり、間の取り方(スパイス)を工夫すると、強弱の付いたインタビュー動画になるかと思います。
これは感覚ですね。

以上、編集の基礎ポイントを少しだけ紹介させてもらいました。
ちょっと知っているか、知らないかで、大きな差になる基礎ポイントでもあります。

これから動画をやってみたい人に向けて、少しでも、役に立てれれば幸いです。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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